情報授業は利用制限を意識する事が重要です
近年ではネット環境の整備に伴い、情報授業も盛んに行われるようになっています。これは校内だけではなく、外部からの情報も入手するためです。外部との交流は、生徒同士のつながりや交流にも結びつくため、非常に有益です。これは情報の共有化や学習意欲の自主的な喚起にもつながります。しかし際限のない自由を与えるのは好ましくありません。教員側が彼らの動きを確認し、情報端末に利用制限を設けることも、時には大切なのです。
では、どういう場合に、情報端末に対し利用制限をかけるべきなのかと言いますと、それは私的利用をした場合となります。学校側から支給された情報端末とは言え、普段は彼らが使用しています。そのため、私的な利用が時として目立つことがあります。これはモラル的に適切ではないのはもちろん、各自が一斉にそのような使い方をしたら、働きが鈍くなるという問題が確認されています。そのため、学校側は快適な学習環境を維持するため、その動向に気を配る必要があるのです。
インターネットを介して入手できる情報は多岐にわたります。そしてその中には、著作権を有しているものもあります。著作権を有しているものを無断で使用すれば、罰金や刑事罰が科されることがあります。その辺りの事情を教員側は生徒たちに説明をしておく必要があります。そのためには教員側が理解し、情報端末に利用制限をかけることも必要になってきます。モラルばかりではなく、法に触れることにもなるだけに、慎重な対応が必要になります。
情報授業における利用制限としては、授業に使う分には問題はなくても、私的に使うと問題がある情報を認識しておく、というのがあります。これは授業で用いられていたのだから、普段使っても問題はないだろうと考える生徒が多いためです。この問題に関しては、教員側が生徒側に対し、これは授業でのみ使用が許されている資料だという旨を徹底しておく必要があります。その辺りの認識が欠けているといけないので、忘れないようにしましょう。





